最近、今日ジュニアデザイナーを雇うかと聞かれました。正直な答えは単純ではないため、予想以上に考えさせられる質問でした。
5年前、ジュニアはエージェンシーやプロダクトチームに入り、誰もやりたがらないタスクをこなしながら学んでいました。画像のトリミング、要素の整列、バナーのバリエーション作成、異なるフォーマットへの適応。機械的な作業でしたが、その機械的な作業の中に学校がありました。そこでスペーシングを学び、ディテールへの目を養い、なぜ1ピクセルが重要かを理解しました。
AIは今、その作業を数秒でこなします。そしてそれには、真剣に議論されていない結果があります。
壊れたはしご
AIがジュニアレベルのタスクを排除すれば、デザイナーを育てるために使っていた最初のはしごが消えます。AIがジュニアを置き換えるのではなく、ジュニアがミッドレベルになるための空間を排除するのです。そしてそれはジュニアだけでなく業界全体の問題です。
明日のシニアは今日の現場で形成されるからです。その現場がもう存在しなければ、ハードワークを通じてのみ形成される判断力を育てることなく、アカデミアからAIツールに直接飛び込むデザイナーの世代が生まれるでしょう。
今日のジュニアが学ぶべきこと
もし2026年のジュニアだったら、おそらくどのアカデミーも教えていないことをするでしょう。AIを学びの代替ではなくスパーリングパートナーとして使います。なぜレイアウトが機能するかClaudeに説明を求め、Midjourneyに10のバリエーションを生成させてから、なぜいくつかが他より良く機能するかを一つずつ分析します。
学びを飛ばすためではなく加速するためにAIを使います。この2つには大きな違いがあります。
初日からデザインシステムも学びます。人間の判断が代替不可能であり続ける領域であり、AI主導の世界でもジュニアが本当の価値を提供できる場所だからです。
シニアがすべきこと
無視できない責任があります。従来の育成のはしごが壊れたなら、新しいものを建てなければなりません。ジュニアがAIと共に、そしてAIなしでも学べる空間を作ることを意味します。技術的な実行ではなくデザインの判断にフィードバックを与えることを意味します。ツールの操作方法ではなく考え方を教えることを意味します。
プロンプトの書き方しか知らないジュニアはデザイナーではありません。オペレーターです。業界が必要としているのは、考え、疑問を持ち、判断力を持って決断するデザイナーです。
AIにジュニアは必要ありません。しかし私たちには必要です。これまで以上に。